01 基本公式
GPT Image 2.5 は指示どおりに動くモデルです。そのぶん、良いプロンプトの形も変わります——書くのは呪文ではなく、制作依頼書です。打ち込む前にこの画像を何に使うのかを決め、画面に実際に見えるものだけを挙げ、最後に出してはいけないものを伝えます。短いプロンプトでも十分に通用しますが、思いどおりに操れるのは構造を持たせたプロンプトです。
1.1 プロンプトの基本公式
1 枚の絵を支えているのは 3 つだけです。被写体、どんな媒体で表現するか、どんな光が当たっているか。まずこの 3 つを書き、そこにフレーミングと制約を足していきます。気分ではなく、目に見えるディテールを書いてください——素材、使い込まれた跡、色、質感、カメラの指定はそのまま画面に出ますが、「美しい」のような形容詞は何も生みません。写真がほしいなら、「写真」という言葉で指定してください。
[被写体] + [媒体] + [ライティング] + 任意 [フレーミング] [構図] [文字] [制約] [ムード]
被写体
誰なのか、何なのか。それ以外にあり得ないところまで絞り込みます——年齢、素材、使い込まれた跡、表情、手が何をしているか。
媒体
写真、水彩、フラットベクター、3D レンダー、スライド、アプリ画面。最初の一文で言い切れば、あとのディテールは自然とその方向にそろいます。
ライティング
窓から入る北向きの光、スタジオのソフトボックス、夕暮れ、ランタン 1 灯。写真の現実感を決めるのは光で、しかもどんな形容詞より速く効きます。
フレーミング
画面にどこまで入れ、どこから見るか:目線の高さのミディアムクローズアップ、50mm、浅い被写界深度、頭から足先まで全身。
構図
何をどこに置き、互いにどう関係させるか:被写体を中央にするか片側へ寄せるか、文字用に余白を空けておくか、視線を画面の外へ向けるか。
文字
画面に出す文言を引用符でくくり、位置、書体の質感、何回出すかまで添えます。
制約
入れてほしくないもの:余計な行、ウォーターマーク、ロゴ、広告っぽいツヤ。
ムード
多くても 2 語まで:自然体、感謝、緊張感。ムードを実際に支えるのは、目に見えるディテールの方です。
自然体のスタジオポートレート
プロンプト
日中の自然光が入る工房で、ろくろを回す陶芸家のフォトリアルなスナップ写真。土が跳ねたエプロン、泥しょうが筋になった前腕、引き上げ途中の円筒を支える安定した両手、視線は手元の作業に落ちている。左手の高窓から入るグレーの北向きの光、浅い被写界深度、50mm レンズを目線の高さで、細かいフィルムグレイン。背景には欠けた棚と使い込まれた道具が、わずかにピントを外して並ぶ。リアルな肌の質感、飾らない普段どおりの姿、レタッチなし、スタジオ的な光沢なし。
最初の 2 文で被写体・媒体・光を決め、次にフレーミングとレンズ、最後を制約で締めます。地味に見えて、いちばん効いているのが最後の一文です。これを外すと、働いている人ではなく広告のポートレートが返ってきがちです。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
1.2 ブロックで書く:シーン、ムード、スタイル、制約
要件が 4 つも 5 つも出てきたら、文章で書くのはやめて、見出し付きのブロックに切り替えます——シーン、ムード、スタイル、制約。自分で読み返せる形式なら何でも構いません。ブロックでも箇条書きでも、短い JSON でも。効いてくるのは 2 回目です。長い文章をまるごと書き直して何が変わったのか悩む代わりに、1 ブロックだけ差し替えて残りはそのまま使えます。
ブロックで書く周年カード
プロンプト
街のパン屋の一周年を祝うグリーティングカードのイラストを作ってください。 シーン:夜明けの、小麦粉がうっすら積もった大理石の作業台。冷却ラックの上にシード入りのパンが 1 本、そのそばにたたまれたリネンの布、湯気はまだ立ち上っている。 ムード:温かく、静かで、感謝に満ちた。 スタイル:高級グリーティングカードの写真、柔らかい窓の光、リアルなパンの気泡と布の質感、浅い被写界深度、下 3 分の 1 にたっぷりの余白。 制約:オリジナルの絵柄、ロゴなし、ウォーターマークなし。文字は次の 1 文だけを、ちょうど 1 回だけ入れること:"One year of early mornings. Thank you."
4 つのブロックがそれぞれの役割を果たし、カードの文言は引用符でくくって回数まで指定してあるので、他の場所に増えません。シーンのブロックを花屋や自転車店に差し替えても、残りの 3 ブロックはそのまま使えます。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
1.3 時代設定と画面の中の人物
場所と年代を書けば、その時代の服装、車、看板がまとめてついてきます——1 つずつ挙げる必要はありません。人物は物より手がかかります。体のどこまでが画面に入るか、シーンの中でどのくらいの大きさか、どこを見ていて手は何をしているか。ここまで書いて初めて、人物が構図に浮かなくなります。
人物のいる時代シーン
プロンプト
1958 年 8 月、暖かい夕方、日没から 30 分後のアメリカのドライブインシアターを写したフォトリアルな横長写真。その年代どおりの車がスクリーンに向かって列をなして停まり、家族連れがバンパーの脇の折りたたみ椅子に座っている。10 歳くらいの少年が車の屋根に立ち、ポケットに手を入れたままスクリーンを見上げている。映写機の暖かい光の筋を虫が横切り、空は深い青で、地平線にはまだ薄暮の名残がある。自然な色、ドキュメンタリー的なフレーミング、現代のものは一切写り込まない。
年代と場所が下調べを代わりにやってくれるので、プロンプトの言葉は画面を支える 1 人の人物に使えます——大きさ、立ち位置、視線です。出力できたら車と服装を一度確かめてください。推測された時代考証はたいてい正しく、ときどき存在しないものを作ります。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
02 正確な文字とレイアウト
読める文字と、崩れないグリッド。この 2 つがあるから、このモデルはイラストの枠を超えて使えます——広告、図解、スライド、UI モックアップ、コマ割りマンガまで射程内です。やり方はどれも同じです。文言を引用符でそのまま書き、それぞれ何回出すかを伝え、デザイナーに発注するようにレイアウトを説明し、ページに出してはいけないものを名指しします。
2.1 指定した文字をそのとおりに描かせる
文言は引用符でくくり、どこに置くか、どう組むかを伝え、出現は 1 回だと明記します。珍しい固有名詞はぶれやすいので、ぶれたら 1 文字ずつつづりを渡します。最後に、頼んでいないものを禁止します——余計な行、ウォーターマーク、紛れ込むロゴ。そして使う前に、描かれた文字を必ず読んでください。読めることと、合っていることは別です。
タグライン入りのキャンペーン広告
プロンプト
Ashfield というランニングブランドのキャンペーン写真。年齢のばらばらな 4 人のランナーが、夜明けの人けのない交差点を渡っている。白い息、力の抜けたストライド、スレートとさび色の控えめなウェア。冷たい朝の光、長い影、非対称の構図、上 3 分の 1 は抜けた空。タグライン "Miles Make the Map." をちょうど 1 回だけ、左上に、詰まった印象のモダンなサンセリフで、空を背景にはっきり読めるように描くこと。高級スポーツウェア広告の写真、他の文字なし、ウォーターマークなし、ロゴなし。
引用符、回数、位置、書体——4 つの指示がそれぞれ別の仕事をしています。どれか 1 つ欠けると、たいていタグラインが 2 回出るか、影に沈んで読めなくなります。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
2.2 図解とインフォグラフィック
何のプロセスなのか、誰が読むのか、読み終えて何が分かればいいのかを書きます。必要なラベルは 1 つ残らず挙げてください——モデルに委ねた部分は、もっともらしい間違いになって返ってきます。フラットな視覚ルールを指定します:アイコンをそろえ、矢印は追える太さにし、余白を取り、装飾はなし。図解は、出力を 1 行ずつ事実確認しなければならない唯一の用途です。
プロセスを説明する
プロンプト
空気熱源ヒートポンプが冬に家を暖める仕組みを説明する技術インフォグラフィックを作ってください。循環を順番どおりにたどること:屋外の空気が蒸発器を通る、冷媒が圧縮される、熱が水回路へ渡される、温水が放熱器と貯湯タンクへ送られる、冷媒が膨張して屋外へ戻る。各段階にラベルを付け、流れの向きを矢印で示すこと。白背景のフラットイラスト、冷媒回路と水回路にそれぞれ 1 色のアクセントカラー、スマートフォンでも読める大きさのラベル、余計な装飾なし。
循環を順番どおりに書き出すことが、矢印を正しい向きに保ちます。部品を並べただけのプロンプトは、見た目は正しいのに流れが逆の図になりがちです。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
ラベルを固定した授業用の図
プロンプト
中学・高校生向けに、"The Rock Cycle at a Glance" というタイトルの授業用の図を作ってください。火成岩・堆積岩・変成岩を、循環の中の 3 つのラベル付きノードとして描き、その間のプロセスを矢印でつなぐこと:風化と侵食、堆積と圧密、熱と圧力、融解、冷却と結晶化。マグマと堆積物は中間状態として示すこと。白地のプリント配布物風、シンプルで統一されたアイコン、アクセントカラーは 1 色、ひと目で追える太さの矢印。文字は大きく読みやすく、小さなキャプションなし、装飾なし。
この図に使ってよい用語を 1 つずつ挙げてあります。教材の図を正確に保つ方法は、実質これしかありません。ラベルの詰まった図は、高い品質ティアが値段に見合う場面でもあります。Sunburst の 1536x1024 / high でプリロード。
2.3 スライド、チャート、1 枚ものの誌面
願望ではなく仕様を書きます。まず作るものを名指しし——スライド 1 枚、業務フロー図、チャート——次にキャンバス、情報の階層、そして実際に載せる数字とキャプションを決めます。でっち上げの数字は、でっち上げに見える形で出てきます。だから数字は自分で渡してください。最後に、ダメなスライドの定番を禁止します:クリップアート、ストックフォト、グラデーション、ドロップシャドウ。
実データを載せた役員会スライド
プロンプト
"Retention by Cohort" というタイトルの役員会スライドを 1 枚、よくできたソフトウェア企業のビジュアル言語で作ってください。白い背景、モダンなサンセリフ書体、たっぷりの余白。載せるもの:0 か月目から 12 か月目までのコホート継続率を示す 6 本の折れ線チャート(すべて 60% から 72% の間で平らになる)、左側の列に 3 つの数値 "Net revenue retention 118%"、"Logo churn 1.4% / month"、"Payback 9 months"、チャートの下に結論を 1 行 "Cohorts flatten after month 4."、そして小さな脚注 "Q3 2026, self-serve plans only"。くすんだブルーとグレー、データの階層を明確に、クリップアートなし、グラデーションなし、ドロップシャドウなし。
数字をこちらから渡してしまえば、あとはレイアウトの仕事になり、それはこのモデルの得意分野です。渡さなければ、それらしく見えるだけで使えない数字が返ってきます。Sunburst の 1536x1024 / high でプリロード——スライドの比率にいちばん近い横長キャンバスです。
2.4 UI モックアップ
すでに公開されている製品として説明します。読む順にセクションを並べ、実在する UI 要素を名指しし、言葉は実務的に保つこと——プロンプトがコンセプトやビジョンを語り始めた瞬間、出てくるのは画面ではなくデザイン賞のポスターになります。
モバイルアプリの画面
プロンプト
公共図書館のリアルなモバイルアプリ画面を作ってください。利用者の取り置き一覧を表示します:上部に分館名と開館時間のヘッダー、受け取り可能な本 3 冊のリスト(小さな表紙、書架記号、日付つき)、もう 2 冊を並べた "Due soon" セクション、そして下部に固定された検索フィールド。落ち着いて実務的に——白背景、くすんだグリーンのアクセント 1 色、明確な文字の階層、ゆとりのある余白、装飾ではなく実在する UI 要素。画面は素っ気ない端末のフレームに入れて見せること。
セクションを上から下へ並べ、アクセントカラーは 1 色、セクション見出しは引用符でくくってあるので書いたとおりに描かれます。縦長キャンバスは端末のフレームと比率が合うので、無理に押し込む必要がありません。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
2.5 コマ割りマンガと連続した場面
物語をコマに割っても成立させたいなら、場面の切れ目はこちらから渡すしかありません。何コマで、どう並べるかを言い、それぞれのコマに目に見える動作を 1 つだけ与えます——気持ちでも、あらすじでもありません。登場人物を絞り、カメラの位置をおおむね固定すれば、ひと息で読める 1 本になります。
4 コマ漫画
プロンプト
縦に並ぶ 4 コマ漫画を、きれいな線画とフラットな彩色で作ってください。1 コマ目:猫が、ドックに収まったロボット掃除機を初めて見ている。尻尾は低く、耳は伏せている。2 コマ目:掃除機が動き出す。猫はすでにキッチンカウンターの上から見下ろしている。3 コマ目:数時間後、猫はまったく動じない様子で掃除機に乗ってリビングを横切り、前足を 1 本バランスのために出している。4 コマ目:玄関のドアが開く。猫はドックに戻った掃除機の横で、何食わぬ顔で床に座っている。セリフなし、ナレーションなし。
1 コマにつき目に見える動作を 1 つだけ置き、積み上げたネタを 4 コマ目で落とします。セリフを禁止しておくと、頼んでもいない文字を吹き出しに詰め込まれずに済みます。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
03 参照画像を使った編集
画像から画像に切り替え、手元の素材をアップロードして、変えたいことを普通の言葉で説明します。GPT Image 2.5 が前の世代をいちばん大きく引き離したのがここです。名指しした要素だけに手を入れ、画面の残りは元の位置にとどまり、人の顔も商品も参照画像から見分けのつく形で渡ってきます。編集を安定させる習慣は 2 つ——変える部分と守る部分を分けて書くこと、そしてアップロードした画像 1 枚ずつに役割を与えることです。
3.1 変える部分と守る部分を分ける
編集は 2 段構えで書きます。前半には変える箇所を 1 つだけ書き、そこだけだと明記します。後半は、変わってはいけないものの一覧です:カメラアングル、ライティング、位置関係、レイアウト、文字ラベル、そして意識すらしていなかった背景のすべて。最後に、足してはいけないものを伝えます——文字、ロゴ、影、小道具。守るものの一覧は無駄な字数に見えますが、編集がうまくいく理由はそこにあります。
1 つだけ差し替え、部屋はそのまま
プロンプト
このカフェの写真で、カウンターの上のガラスのペンダントライトだけを、同じサイズ・同じ高さに吊るしたラタン編みのペンダントに差し替えてください。カメラアングル、室内のライティング、カウンターへの映り込み、その他すべての物はそのままにしてください。新しいシェードは既存の電球の色温度に合わせ、リアルな影を落とすこと。ほかは一切変えないでください。
カフェの写真をアップロードします。「だけ」が変更点を固定し、守るものの一覧が部屋を押さえ、影を要求することで新しい照明が貼り付けたように見えなくなります。Sunburst の 1536x1024 / medium でプリロード。
物を 1 つ消す
プロンプト
路地の左側に停まっているスクーターを消してください。その裏にあるはずの壁と敷石を、周囲の質感と光に合わせて描き起こすこと。ほかは一切変えないでください。
消す物を名指しし、そこに本来何があるべきかまで伝えます。そうしないと、空いた場所は適当に作られた何かで埋まります。小さな消し込みなら、遅い方のエディションは要りません。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
3.2 参照画像 1 枚ずつに役割を与える
アップロードが 2 枚以上になったら、「これらの画像」という呼び方はやめます。番号を振ってそれぞれに役割を与え——画像 1 はシーン、画像 2 は被写体、画像 3 は衣服——何をどこへ、どのくらいの大きさで移すのかを言います。参照画像は 16 枚まで受け付けますが、役割のない画像の山は、仕事のはっきりした 2 枚に負けます。
2 枚の参照画像を合成する
プロンプト
画像 1 はシーンです:正午の石畳の中庭。画像 2 は被写体です:赤いカーゴバイク。画像 2 のカーゴバイクを画像 1 の中庭に置き、右側の壁に立てかけ、隣の戸口と比べて自然な大きさにしてください。正午の光の向きと硬さを合わせ、正しい接地影を付け、画像 1 の残りの部分には手を触れないでください。
プロンプトで名指しした順に、シーンを先、被写体を後にアップロードします。合成が見破られるのはたいてい大きさと接地影なので、その 2 つを指定してあります。Sunburst の 1024x1536 / medium でプリロード。
3.3 本人のまま、それ以外を変える
その人が本人だと分かる必要があるときは、動かしてはいけないものを 1 つずつ書き出します:顔、目鼻立ち、肌の色、髪、表情、体型、プロポーション、ポーズ。そのうえで、変える 1 点と、それが画面にどう収まるべきかを説明します——光を合わせ、影の向きを合わせ、色温度を合わせる。人物を保つプロンプトは大半が守るものの一覧になりますが、それが正しい形です。
服を変えて、人は変えない
プロンプト
画像 1 はポートレートです。画像 2 と画像 3 は衣服です。画像 1 の人物に、画像 2 のジャケットと画像 3 のパンツを着せてください。顔、目鼻立ち、肌の色、髪、表情、体型、ポーズ、プロポーションは一切変えないでください。服だけを差し替え、今のポーズに合わせて、生地の重みとしわがリアルに出るように着せること。ライティング、影の向き、色温度をポートレートに合わせ、服が元からその写真にあったように見せてください。背景、フレーミング、カメラアングルは変えず、アクセサリー、文字、ロゴは加えないでください。
ポートレートを先に、衣服をその後にアップロードし、プロンプトの番号と順番を合わせます。Sunburst の 1024x1536 / medium でプリロード——顔がそのまま返ってこなければならない場面では、精度の高い方のエディションを選ぶ価値があります。
人物を新しいシーンに置く
プロンプト
この人物を賑やかな夜市に置き、屋台のあいだを紙コップを片手に歩かせ、視線は画面の外の右側にある何かへ向けてください。顔、目鼻立ち、プロポーションは参照画像のとおり厳密に保つこと。写真らしく、地に足のついた表現で:屋台の電球と手描きの看板が混ざった光、路面には小雨、後ろの人々はスローシャッターでぶれている。ウエストアップのフレーミング、自然な色。シネマティックにはせず、カラーグレーディングなし、ポスター風の加工なし。
人物がはっきり写った写真を 1 枚アップロードします。フレーミング、視線、手が何を持っているかまで指定してあり、最後の一文が結果を映画のポスターではなく写真の側に引き止めます。Sunburst の 1024x1536 / medium でプリロード。
3.4 スタイル転送とラフから写真へ
参照画像は被写体を渡すためのものとは限りません。配色、線の太さ、紙の質感だけを借りる——そしてそれ以外は借りないと言い切ったうえで、同じ文の中でまったく別の被写体を説明します。ラフはその逆です。描かれた形と比率はそのまま残し、ありそうな素材と光を考える仕事をモデルに渡します。
スタイルはそのまま、被写体を入れ替える
プロンプト
入力画像のイラストスタイル——配色、線の太さ、紙の質感——を使って、別の被写体を描いてください:夕暮れの港のクレーンを下から見上げた構図、背景は無地。スタイルは保ち、被写体は完全に入れ替えること。
見た目を借りたい絵をアップロードします。借りる 3 つを名指しする方が、「この絵と同じスタイルで」よりうまくいきます。後者は元の被写体まで一緒に引きずってくることがよくあります。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
ラフから写真へ
プロンプト
この手描きのカーゴバイクのラフを、フォトリアルな商品写真にしてください。描かれたとおりのプロポーション、フレームの形状、パース、各パーツの位置を厳密に保つこと。デザインに合う素材を選んでください:粉体塗装のスチールフレーム、樺合板のボックス、革のサドル。ニュートラルな背景でのスタジオライティング。図にないパーツ、ブランド表示、文字は一切加えないでください。
ラフをアップロードします。書き方は仕様書そのもので、固定するもの、モデルが決めてよいもの、禁止するものに分かれています。最後の一文がないと、ラフはでっち上げのロゴ付きで返ってきがちです。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
3.5 デザインを崩さずに文字だけ翻訳する
素材のローカライズも、普通の編集と変わりません。言葉を入れ替え、デザインは残す。文字だけを変えること、訳した行を既存のテキストブロックの中に収めることを指示します。そのうえで校正を——1 行か 2 行が元の言語のまま残ることがあり、レイアウトが完璧に見えるときほど見落とします。
ポスターをその場で翻訳する
プロンプト
このポスターの文字をすべて日本語に翻訳してください。レイアウト、書体、配色、余白、画像はそのまま保ち、訳した行を既存のテキストブロックの中に収め、ほかのサイズは変えないでください。
ポスターをアップロードし、翻訳先の言語は必要なものに差し替えてください。文字の多い編集は high ティアの価値があります。小さな文字が読める状態で残るかどうかは、そこで決まります。Sunburst の 1024x1536 / high でプリロード。
04 透明背景
どちらのエディションも本物の alpha チャンネルを返します。パラメータパネルで「背景」を transparent にし、「出力形式」は PNG か WebP のままにして、プロンプトでも切り抜きを指示してください——設定と言葉を食い違わせないためです。あとは輪郭を見ます。髪、ガラス、薄い影、細い線——透明処理が静かに失敗するのはこのあたりです。
4.1 透明背景のロゴ
何をしている店や会社なのか、マークがどんな形でできているのかを説明し、そのうえでどこで成立しなければならないかを言います。favicon サイズでも店頭の看板でも読める——この条件は「ロゴを 1 つ」よりずっと厳しい発注です。モデルが切り抜きの周りに足したがるものは先に禁止しておき——背景の板、市松模様、影——方向が定まるまでは 1 回に複数枚出して選びます。
透明背景のロゴ
プロンプト
Freewheel という自転車修理店のオリジナルロゴをデザインしてください:マークを上、店名を下に配置します。マークは幾何学的な車輪で、スポークが開いた手のひらの形へ収束し、ネガティブスペースのバランスが取れていること。フラットなベクター形状、線の太さは 1 種類、グラデーションなし。favicon サイズでも工房の看板でも読める必要があります。完全な透明背景の上に、たっぷりの余白をとって中央に配置し、alpha の輪郭はきれいに、背景の板なし、市松模様なし、影なし、ウォーターマークなし。
Flare の 1024x1024 / medium、「背景」transparent、「出力形式」PNG でプリロード。プロンプト側でも透明の指定を繰り返しているのは意図的で、設定と言葉が食い違わないようにするためです。
4.2 写真から商品を切り抜く
写真からの切り抜きでは、元の写真をアップロードし、被写体を透明背景の上に単独で置くよう指示し、商用で使ううえで外せない 2 点を固定します:商品の形と、ラベルが読めること。許すのは軽いレタッチまでで、それ以上は禁止です。あとでこの切り抜きをもう一度編集するときは、「透明背景」ともう一度書いてください。書かないと、いつの間にか不透明に戻ります。
写真からの商品切り抜き
プロンプト
この写真から水筒を切り抜き、完全な透明背景の上に置いてください。中央、垂直、輪郭はシャープに、縁にハローや色にじみが出ないこと。形、ヘアライン加工の金属の質感、ラベルの読みやすさはそのまま保つこと。軽いレタッチのみ——商品の造形は変えない、影を勝手に作らない、背景や模様や風景は足さないこと。
商品写真をアップロードします。Sunburst の 1024x1536 / medium、「背景」transparent、「出力形式」PNG でプリロード。ラベルの文字と輪郭のきれいさを守るのは、精度の高い方のエディションです。
05 反復、一貫性、ティアの選び方
このモデルといちばん相性のいい進め方は数珠つなぎです。生成し、その結果を参照画像として戻し、1 か所だけ変えて、また繰り返す。長くつないでも品質が落ちないので、10 手目も 1 手目と同じくらいきれいです。この章では、そのループ、シリーズを通してキャラクターを同じ姿に保つ方法、そして 2 つのエディションと 5 段階の品質ティアの選び方を扱います。
5.1 1 ターンに 1 つだけ変える
前回の出力をアップロードし、変更を 1 つだけ頼み、守るべきものをもう一度書きます。「さっきと同じスタイルで」でも文脈はある程度引き継がれますが、結果がぶれ始めたときの正解は、指示を足すことではなく制約を言い直すことです。次のプロンプトを書く前に、毎回結果を見てください。1 ターンに 2 つ変えると、どの指示が何を起こしたのか分からなくなります。
条件を 1 つだけ変える
プロンプト
同じシーンで、正午ではなく夕方にしてください:左から差す低い角度の暖かい日差し、長く伸びた影、わずかにかすんだ空気。構図、被写体、カメラアングル、すべての物の位置はそのままにしてください。
前回の出力を参照画像としてアップロードします。変更を 1 文、守るものを 1 文。それでも構図が動くようなら、動いた要素を名指しして、もう一度実行してください。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
5.2 キャラクターを同じ姿に保つ
まずは無地の背景でキャラクターを登場させます——その 1 枚が設定資料になり、そこに写り込んだ余計なものはシリーズ全体についてきます。以降はシーンごとにその画像を一緒にアップロードし、短い一貫性ブロックを繰り返します:服装、目鼻立ち、プロポーション、配色。そして「キャラクターをデザインし直さないこと」を 1 行足します。崩れるのは、たいていそこだからです。
キャラクターを立ち上げる
プロンプト
主人公を紹介する絵本のイラストを作ってください。 キャラクター:9 歳の灯台守見習いの少女。大きすぎるオイルスキンのコートを着て、赤いウールの帽子をかぶり、小さな真鍮のランタンを提げている。丸顔、そばかす、落ち着いていて意志が強い。 テーマ:霧の中で方角を見失った海鳥を導く。 スタイル:手描きの水彩、柔らかい輪郭線、冷たい海のグレーに映える暖かいアースカラー、頭がやや大きく表情豊かな絵本のプロポーション。 制約:オリジナルキャラクター、文字なし、ウォーターマークなし、キャラクターがはっきり読み取れるよう背景は無地。
無地の背景こそが狙いです。以降のシーンで、キャラクターだけが写った、余計なもののない参照画像として使えます。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
シリーズを続ける
プロンプト
同じキャラクターで物語を続けてください。シーン:彼女は灯台のふもとの濡れた岩場にしゃがみ、幼いカツオドリが霧から抜け出せるようランタンを高く掲げている。 キャラクターの一貫性:同じ大きすぎるオイルスキンのコート、同じ赤いウールの帽子と真鍮のランタン、顔・プロポーション・配色は参照画像と同一にすること。 スタイル:同じ手描きの水彩に、今回は霧、しぶき、ランタンの光のにじみを加える。 制約:キャラクターをデザインし直さないこと、文字なし、ウォーターマークなし。
1 枚目のイラストを参照画像としてアップロードします。一貫性ブロックが繰り返しているのは参照画像を見れば分かることばかりですが、その冗長さこそがぶれを止めます。Flare の 1024x1536 / medium でプリロード。
5.3 Flare と Sunburst、そして品質ティアの選び方
先にエディションを決め、それから品質ティアを選びます。まずは Flare から。2 つのうち速い方で、画質はすでに前の世代を超えているので、数をこなす仕事の既定値になります。制御力が成否を分ける場面——人物を保つ編集、商品のレタッチ、ラベルの詰まった図解、編集を何度もつなぐ作業——では Sunburst に移ります。品質ティアの使い方はこうです:探っている間は小さなキャンバスで low、本番は medium か high、xhigh と max は下のティアでは明らかに届かない最終カットだけに取っておきます。価格を決めるのは品質ティアだけで、どちらのエディションでも、どのサイズでも同じです。
安く探る:low で 4 枚のドラフト
プロンプト
習慣管理アプリのモダンなアプリアイコン:角丸スクエアのタイルの上を、親しみのある紙飛行機が点線の軌跡を輪の形に残しながら飛んでいる。背景はミントからクリームへの柔らかいグラデーション。フラットベクタースタイル、きれいな形、たっぷりの余白、文字なし。
Flare の 1024x1024 / low、1 回 4 枚でプリロード。まだ試していないプロンプトなら、高いティアの 1 枚より、安いバリエーション 4 枚の方が方向性について多くを教えてくれます。
きれいに仕上げる:max で 1 枚
プロンプト
マットブラックの陶器のハンドドリップコーヒーセットを、粗い面のトラバーチンの板に載せた高級商品ヒーロー写真:円錐形のドリッパー、クルミ材のカラーが付いた背の高いサーバー、そろいの小さなカップを、ゆるい三角形に配置。左上からのスタジオソフトボックスに柔らかい補助光、サーバーからはかすかな湯気、浅煎りの豆が数粒散らばっている。フォトリアル、陶器の釉薬と石の気孔までシャープなディテール、浅い被写界深度、ニュートラルで暖かいパレット。文字なし、ロゴなし、このセット以外の小道具なし。
Sunburst の 2048x2048 / max でプリロード。このプリセットは、プロンプトが下のティアで通ることを確かめてから 1 度だけ回してください。max は世に出す 1 枚のためのもので、探るためのものではありません。